結婚式の人気演出の一つであるリングドッグ。
今回は、ウエディングスタッフとして働いた経験と、飼い主の両面から考えたリングドッグを大成功させるために必要なものや、計画しておくと安心な当日の流れなどをまとめました。
●準備しておくと安心!リングドッグに必要なもの
●当日までに意識しておく点
●当日どんなことに気をつけて過ごせば良いか
など。
これからリングドッグを検討されている方のお役に立てると嬉しいです。
リングドッグに必要なもの8選
リングドッグとしてワンちゃんを式場へ連れていく場合、必要なものをしっかり準備しておくことで、当日の動きをスムーズにしたり、ワンちゃんが待ち時間に安心して過ごすことができるようになります。
中には式場から準備を頼まれるものもありますので、リングドッグを大成功させる為にもしっかり確認・伝達しておきましょう。
待ち時間に必要なもの
①ケージ・キャリーなど
・こちらは、式場から準備をお願いされる場合があります。
・控室の中では、ケージやキャリーバッグの中で待機することになります。
・キャリーボックスは狭いので、ケージの方がゆっくり過ごせます。
会場によっては、ロビーで待たせてもらえることもあり、その際もケージが必要になる場合があります。
●『ケージ 折り畳み』で検索🔍すると、小さく折り畳めるタイプのケージがあります。
ケージは荷物になるので、小さく折り畳めるタイプはおすすめです。
ロビーでは折り畳めるタイプのケージをよく見かけます。
ケージを選ぶときは、ワンちゃんが脱走しないものを選ぶことが大切です。
②ペットシート・うんち袋・ゴミ袋などの排泄用品
・ペットシートは、式場から準備をお願いされる場合があります。
・控室で過ごす際に排泄することがある為、ワンちゃんが過ごすケージの中に敷いておきます。
シートは余分に持っていき、汚れたら交換してあげられると良いですね。
・汚れたシートを入れられる袋も用意しておくとスムーズです。
・挙式までの時間にお散歩させる時や、待ち時間に控室で排便した時の為に、匂いが漏れないタイプのうんち袋も用意しておくと良いです。
③フード・水・おやつ
・ワンちゃんの待ち時間のあいだは、常に水分補給ができる状態にしておくことと、時間によってはごはんを用意して食べさせられるように準備が必要です。
・ごはんを食べると排便する習慣になっているワンちゃんは、うんち袋とセットで準備しておいたり、ごはんを食べさせたタイミングでお散歩に行かせられるように想定して計画を立てておくのも良いですね。
④毛布・タオルなど
・ワンちゃんが普段使っている毛布やタオルなどを用意しておくと、待ち時間に安心して過ごすことができます。
お気に入りのクッションやおもちゃなど、ケージの中に入る大きさの物であれば、入れてあげると良いですね。
ワンちゃんに必要なもの
⑤リングピロー
・大事な指輪を落とさず運べる形の物が良いです。
・安定感のあるリュックタイプの物を使っているワンちゃんが多いです。
・指輪を落とさない為に、リボンに指輪を通して首に結んでいた飼い主さんもいらっしゃいました。
⑥おむつ・マナーベルト
・こちらは、式場から準備を求められる場合があります。
・式場内やバージンロードの途中でマーキングしてしまうことを防ぐ為にも必要で、おむつを着用したまま式に参加する場合が多いです。
普段あまり使わない方も、4枚入りで300円ほどで売っているので安心です。
女の子用と男の子用があります。
※サイズが大きすぎるとズルズルと脱げてしまう為、ピッタリのサイズを選ぶことが大切です。
ちなみに
体重6.3kgと5.5kgのコロンとショコラは、Mサイズだと大きくてズルズル脱げてしまいました。
⑦ハーネス・リード
・こちらも式場から準備をお願いされる場合があります。
・待ち時間に式場の外をお散歩して気分転換したり、排泄の時間を取ったりする時に必要です。
・場合によっては、安全の為に式場内でも着用させることがあります。
※外れて逃げてしまうことがないように、サイズがピッタリ合ったものを選びましょう。
●ネット通販で『ハーネス 結婚式』で検索🔍すると、結婚式で衣装としても使えそうな【蝶ネクタイ付きのハーネス】や、レースやフリフリの付いた【ウエディングドレスタイプのハーネス】などもあります。
式場によっては、リングドッグの時にバージンロードをハーネスを着けて歩くことを求められる会場もある為、その場合はこのような衣装も兼ねたハーネスがピッタリですね。
本番で使う前に一度着用してみて、ハーネスとしての強度や安定性を確認してから使うと良いです。
ドレス付きのハーネスは、ゴワゴワして普段のお散歩には不向きなので、【結婚式専用】という感じです。
⑧ワンちゃん用の衣装
・結婚式では式場内も飼い主さんも参列者の方もフォーマルな装い。
・ワンちゃんもドレスアップすると一層雰囲気に溶け込むことができます。
●式場によっては、ワンちゃんの衣装も会場で選ぶことができます。
●前述のように、ハーネスと衣装を兼ねて使えるタイプのものもあります。
ネット通販で手軽に購入できる可愛い衣装がたくさんあります。
・首に巻くタイプや、ワンピースのドレスタイプ・タキシードなど、結婚式にぴったりの衣装がたくさんありますので、色やサイズなどピッタリのものを選びましょう。
『犬 ドレス』『犬 結婚式 服』『犬 タキシード』などで検索🔍するとたくさん出てきます。
ワンちゃん用の和装もあるよ。
※よく売れるサイズは品切れになる可能性が高い為、ネット通販で購入される場合は早めに衣装選びをして購入されることをおすすめします。
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当日の流れ
忘れずにしておくこと
当日の流れ🐶
【例】午前中挙式の場合
7:15:ご両親・新郎新婦会場入り
🐶ワンちゃんも一緒にご来館♪
7:30〜9:00:着付・ヘアセット
🐶この時間にお散歩できます。
新郎新婦→ファーストミート・記念撮影
🐶会場によっては参加可能
この時間はご親族と過ごすことが多いです。
9:20:ファミリーミート・家族写真
🐶ワンちゃんも参加可能
9:40:挙式リハーサル
🐶ワンちゃんもリハーサル♪
10:15:《挙式開始》
🐶いよいよリングドッグスタンバイ!
🐶リングドッグ入場♪
10:45:挙式終了
10:55:全員集合写真
11:05:ご親族記念撮影
🐶ワンちゃんも一緒に撮影♪
挙式のみに参加する場合は、ここから控室で待機することになります🐶
●式場によってはロビーやガーデンで過ごしたり、披露宴のセレモニーにも参加することも可能です。
このタイミングでペットホテルやペットシッターさんにお迎えをお願いされる方もいらっしゃいます。
後半・披露宴開始
11:15:《披露宴開始》
主賓挨拶
乾杯🥂
友人スピーチ
12:00:ファーストバイト🎂
🐶会場によっては参加可能
12:15:新婦お色直し
→控室へ
12:20:新郎お色直し
→控室へ
12:35:お色直し後再入場
12:40:ゲームや余興など
🐶会場によっては参加可能
13:35:両家代表謝辞
13:40:謝辞
13:45:新郎新婦退場
13:50:おひらき
送賓
14:35:ご両親退館
🐶ワンちゃんも帰宅?
15:20:新郎新婦ご退館
このように、挙式の後待ち時間になる場合と、披露宴にも参加する場合とで、ワンちゃんの当日の待ち時間が変わります。
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打ち合わせの内容はしっかりと伝達
結婚式の打ち合わせは、新郎新婦さんが行いますが、当日は新郎新婦さんはほとんど動くことができない為、ワンちゃんのお世話はご親族や親戚・友人の方にお願いすることになります。
その為、打ち合わせで聞いた【必要な準備物】や【ワンちゃんの演出の流れ】などを、お世話を担当する方にしっかり伝達しておくことが大切です。
当日は、お世話をする方とスタッフがやりとりすることになる為、打ち合わせの内容が伝達できていないと、
それは聞いてないです…💦
伝えていたはずなのですが…💦
ということになり、
当日バタバタしてしまったり、お世話をした人に「リングドッグは大変だった💦」という印象を与えてしまったりします。
せっかくの結婚式なので、楽しく参加していただく為にも、お世話係の方への伝達は大切です。
当日は、新郎新婦さんはほとんどワンちゃんのお世話ができません。
打ち合わせで聞いたワンちゃんに関する内容は、メモにまとめるなどして【お世話をする方】にしっかり伝達して、当日戸惑うことがないようにしておきましょう。
ワンちゃんに慣れている方にお世話をお願いする
当日のワンちゃんのお世話は、普段からお世話をしている方や、ワンちゃんの扱いになれている方にお願いできると安心です。
ワンちゃんの性格によっては、初めての環境で戸惑ったり、びっくりして逃げようとしたりする可能性がある為、ワンちゃんの性格をよく分かっていて、一緒にいることでワンちゃん自身も安心できるような方にお世話をお願いできると良いです。
慣れている方は排泄の間隔を予測したり、ワンちゃんの動きに配慮することができて安心です。
プランナーさんにワンちゃんの情報を共有
リングドッグをする予定のワンちゃんがどんな性格なのか事前に伝えておいたり、可能であれば事前のリハーサルでワンちゃんも一緒に練習したりして、プランナーさんと関わる機会をもっておくと、プランナーさんもワンちゃんの性格を把握できたり、
「今日リングドッグをするワンちゃんはこんなワンちゃんです。」
と、スタッフ間でも共有ができたりする為安心です。
一度式場に行っておくと、ワンちゃんも安心ですね♪
排泄の時間を計画する
待ち時間はケージの中にペットシートを敷いたり、おむつを履いたりして排泄の対策をしておくとはいえ、お散歩などで排泄を済ませておくことが大切です。
家庭では一日中ケージの中で過ごす経験がないワンちゃんが多いと思うので、長時間ケージの中で過ごし、その中で排泄をしてもすぐに掃除ができない環境になると、待ち時間の間に排泄物を踏んでしまって、手足や服が汚れてしまうことが予想されます。
一度散歩に行ってうんちやおしっこを済ませておくことで、その後の排尿の量が減ったり、室内で排便することがなくなったりする為、待ち時間に過ごすケージの中をキレイに保つことができます。
挙式の前の着付けやヘアセットの時間は、お散歩できるチャンスなので、お散歩できるように計画しておきましょう。
お散歩に行かないと、ケージの中では排泄をしないワンちゃんもいるので、そういう場合は挙式後の時間も、披露宴の内容に合わせて、どのタイミングでお散歩に行くことができるかをプランナーさんと話し合い、お世話係の方にも共有しておくと安心です。
結びに
今回は、結婚式のリングドッグに必要なものや、当日の流れ・気をつける点をまとめました。
リングドッグに必要なもの
①ケージ・キャリーなど
②ペットシート・うんち袋・ゴミ袋などの排泄用品
③フード・水・おやつ
④毛布・タオルなど
⑤リングピロー
⑥おむつ・マナーベルト
⑦ハーネス・リード
⑧ワンちゃん用の衣装
気をつける点
●ワンちゃんに慣れている方にお世話をお願いする。
●打ち合わせの内容をワンちゃんのお世話をしてくれる方に伝達しておく。
●排泄(お散歩)の時間を計画しておく
結婚式にワンちゃんも参加するとなると、ワンちゃんへの準備も入念に行う必要があります。
ワンちゃんもお世話を担当する方も戸惑うことなく、楽しい結婚式を過ごすことができるように、準備と見通しを持って当日を迎えましょう。
ワンちゃんも楽しめて、新郎新婦さんやご親族の方々にとっても思い出に残る素敵な結婚式になりますように✨