今、海外のSNSを中心にトレンド化している、ペットのディズニー・ピクサー風AI画像。
「ピクサードッグ」とも呼ばれています。
我が家の愛犬が、映画の主人公になったような画像を作ることができます。
この記事では、まるでディズニー映画の主役になったような愛犬・愛猫の画像をアプリで簡単に作る方法を、わかりやすく解説します。
- ペットのディズニー ピクサー風画像の作り方
- 画像を作るための例文【プロンプト】
- 複数のペットの画像、複雑な背景を作成する方法は?
- 注意点!利用条件は?
シンプルなものから複雑なデザインまで、様々な画像を作成する方法をご紹介します。
我が家の愛犬コロンとショコラを、ピクサーの映画風ポスターにしてみます♪
ディズニー・ピクサー風AI画像をアプリで作成
使用するのは【Bing】というアプリです。
※Microsoftアカウントの登録が必要なアプリです。
このアプリは、テキストから画像を作成するアプリなので、愛犬や愛猫の特徴を言語化して入力していきます。
皆さん愛犬にそっくりの画像を作られているので、最初は写真から画像を作っているのかと思いました…。
こちらのアプリは日本語に対応しています。
記事の途中でも解説していきますが、【Google翻訳】などの翻訳アプリと一緒に使う方法もおすすめなので、使いやすい方法で作成してみてくださいね。
どちらも無料で使用できるアプリです。
【Bing】の画像生成は、ペットの特徴や背景などを文章化して、AIに画像を作成してもらう方法です。
文章(プロンプト)を入力するコツ
画像の作成では【ペットの情報】を入力するのですが、ここで押さえておきたいポイントがあります。
プロンプトが重要!
試しに、次のような画像を作成するために、以下のようなプロンプトを入力しました。
A Disney Pixar movie style poster titled “Collon”.
The title is in gold letters.
The main character is a Shih Tzu dog.
White face, brown ears.
Big eyes. smile.
running. pink ribbon.
Realistic texture.
Character expressions, vibrant colors and detailed Pixar animation signature textures.
white background.
「collon」というタイトルの、ディズニー ピクサーの映画風ポスター。
タイトルはゴールドの文字。
主人公は1匹のシーズー犬。
白い顔、茶色の耳。
目が大きい。笑顔。
走っている。ピンクのリボン。
リアルな質感。
キャラクター表現、鮮やかな色と詳細なピクサーアニメーションの特徴的な質感。
白い背景。
【翻訳アプリ】に日本語で入力→英語に変換→コピーして【bing】に貼り付け。
AIに伝わるように、文章は簡潔に情報をまとめることがポイントです。
下記のような順番を意識して作っています。
入力する情報(例)
- 「タイトル(ペットの名前)」と画像の雰囲気
- 犬種、ペットの特徴など
- ペットの行動や服、アクセサリーなど
- 作品のイメージ、カラー、背景など
ここで注意!
同じプロンプトを入力しても、同じ画像ができるわけではありません。
全く同じプロンプトで画像を何回か生成してみたところ、毎回違う画像ができあがりました。
同じ画像は2度と生成されない可能性が高いため、気に入った画像ができたらすぐに保存しておくと良いです。
どんな画像ができるか、いろいろ試しながら楽しむ気持ちで作成すると良いです♪
【プロンプト】についてもっと詳しく知りたい方は、記事の後半でも説明していますので、読んでみてくださいね。
【Bing】でディズニー・ピクサー風AI画像を作る2つの方法
アプリ【Bing】では、2種類の方法で画像を作成することができます。
- 「Image Creator」で作成
- 「チャット」で作成
どちらも仕上がりは同じなのですが、「Image Creator」は文字数制限があるので、作成する画像の情報が多い時は「チャット」の方が詳細な情報が伝わります。
それぞれ順番に手順を解説していきますね。
【bing】の「Image Creator」で画像を作成
【Bing】のホーム画面上で「Image Creator」をタップ。
この部分にプロンプトを入力して、【作成】をタップ。
すると、このように4つの画像が生成できます。
※主に4枚生成されますが、何度も作業していると一時的に3枚や2枚しか生成されない時がありました。
保存したい画像をタップすると、画面に大きく表示されます。
- 「…」をタップ
- 「ダウンロード」で画像が保存されます。
生成した画像は、ページの下部に保存されていきます。
画像を作成した後、時間が経っても再度ダウンロードが可能です。
ブーストは15回?
「Image Creator」で画像を作成すると、最初はコインの横に「15」と書いてあった数字が、1回の作成で1ずつ減っていきます。
0になったら画像が生成できなくなるわけではなく、画像を生成するために時間がかかるようになります。
時間がかかる時は、画像を作成中に一度アプリを離れても、時間が経ってから「Image Creator」の【作品】を確認するとちゃんと保存されていますよ。
0になったブーストは、1日でリセットされます。
新しい画像は、【作品】のページ下部、一番左に保存されていきます。
以上が「Image Creator」を使って画像を生成する方法です。
次は「チャット」を使って画像を生成する方法を解説します。
【Bing】の「チャット」で画像を作成
【Bing】のホーム画面上で中央にある「チャット」をタップ。
下の部分にプロンプトを入力すると、
「Image Creator」で作成した時と同様に、4つの画像が生成されます。
生成された画像は、「Image Creator」で作った時と同様に【作品】のところに保存されます。
ここで注意
【Bimg】のチャット機能は、画像生成に関しては学習機能は低いようです。
1つの画像を生成した後、そのプロンプトに対してチャットで更に指示を追加していく方法は、理解が難しいようでした。
画面はチャットですが、「Image Creator」で作成した時と同様に、1回分のプロンプトをまとめてチャットに入力した方が伝わりやすいです。
チャットでの画像生成は、ブーストが30です。
次は、プロンプトに情報を追加して、複雑な画像を生成していきます。
ディズニー・ピクサー風の画像の作り方
【複雑な画像を作成するコツ】
ここでは、少し複雑な画像や、複数のペットの画像を生成するプロンプトをご紹介します。
同じプロンプトでも、全く同じ画像ができるわけではありませんが、いろいろな画像生成を楽しんでみてくださいね。
複数のペットの画像を生成するコツ
こちらの画像は、以下のプロンプトで作成しています。
A Disney Pixar movie-style poster titled “Collon & Chocola.”
The title is in gold letters.
The main characters are two Shih Tzu dogs.
A Shih Tzu dog with a white face and brown ears and a Shih Tzu dog with a white face and gray ears.
Big eyes. smile.
sitting pink and light blue ribbon.
Realistic texture.
Character expressions, vibrant colors and detailed Pixar animation signature textures.
white background.
「collon &chocola」というタイトルの、ディズニー ピクサーの映画風ポスター。
タイトルは下部にゴールドの文字。
主人公は2匹のシーズー犬。
白い顔、茶色の耳のシーズー犬と、白い顔、グレーの耳のシーズー犬。
目が大きい。笑顔。
座っている。ピンクと水色のリボン。
リアルな質感。
キャラクター表現、鮮やかな色と詳細なピクサーアニメーションの特徴的な質感。
白い背景。
ここがポイント!
- 何匹かを明確に。
- 指示は簡潔に。
- 「and」を意識したプロンプトを作成する。
プロンプトの内容が複雑になると、画像の情報が伝わりにくくなります。
どんなペットが何匹いるのか、それぞれどんな特徴があるのかを、簡潔に指示することが重要です。
ペットの特徴を指示する場合は、下記のように「and」を意識してプロンプトを作成します。
複数のペットで
毛の色の特徴を指示したい場合
2匹のシーズー犬。
白、茶色と、白、グレー。
上記の文章では「と」の部分が、英語では「and」になります。
1匹ずつの特徴を「and」で区切って指示をするとAIに伝わりやすくなります。
「名前」や「犬種」、「毛の色」や「背景の色」などを、お好みで変更して作ってみてくださいね。
※同じプロンプトを入れても、同じ画像ができない場合があります。
優先順位の高い情報を先に指示することで、イメージが伝わりやすくなります。
様々な背景のAI画像を生成する
プロンプトに指示を追加すると、様々な背景のAI画像が生成できます。
上記でご紹介した、基本のプロンプトに情報を追加して作成してみてくださいね。
カゴに入った犬
「カゴ」と入力すると、柵の中に入ったような画像が生成されたので、「バスケット」と入力するのがおすすめです。
上記のように、アニメーションの要素が少し強く出た場合は、「リアルな質感」というプロンプトを追加することで、デジタルアートの質感に近付けることができます。
- バスケットの中にシーズー犬が2匹並んで入っている。
- バスケットの周りにはたくさんの花。
- カラーを指定するのも◎
切り株に座った犬
- 切り株の上にシーズー犬が2匹並んで座っている。
- 切り株の周りにはたくさんの花。
「幼い犬」というプロンプトで、子犬のような可愛らしさを表現できます。
和風の風景
- 和風の服を着たシーズー犬が2匹。
服の色を指定するのも◎ - 背景は富士山。湖。桜。
「着物を着ている」よりも「和風の服」の方が伝わりやすかったです。
季節感のある風景
- 透き通った海。
- 浮き輪を付けた2匹のシーズー犬。
- 雪の中を笑顔で走る2匹のシーズー犬。
- フード付きのダウンコートを着ている。
モチーフの色を2〜3色に指定すると、統一感が出ます。
タイトルが表示されない?
プロンプトにタイトルを入れたのに、生成された画像にはタイトルが表示されないことがあります。
そんな時は?
プロンプトの中で「タイトルを入れる位置」や「タイトルの色」を具体的に指示すると、タイトルが表示されやすくなります。
- タイトルは下部に。
- タイトルの文字は赤。
こんなことも
「COLLON」というタイトルを入力しても、出来上がった画像は「COLILON」や「COLLLON」など、表記が曖昧になるものがありました。
AIによる画像生成は完璧ではないので、気長に何度も作成する気持ちで楽しむと良いです。
AI画像作成のプロンプトとは
「プロンプト」とは、画像を生成するための詳細を伝える文章です。
思い通りの画像を作成するためには「プロンプト」がとても重要なんです。
プロンプトの優先順位
- 一番描きたいもの、情報を最初に指示します。
- 次に、見た目の特徴や行動など
- 背景
- カラーの設定
- どのようなテイストの画像にしたいのかを指示
プロンプトは、最初にくる文章が優先される傾向があるため、優先したい情報を一番に指示すると良いです。
プロンプトは具体的に
- 額にピンクのリボン
- 走っている、座っている
- 笑顔、舌を出している
- 背景はディズニーのシンデレラ城
など。
指示が複雑になると、AIが混乱して伝わらないことがあるため、少しずつ試してみましょう。
ネガティブプロンプト
画像に取り入れたい情報とは反対に、描いてほしくない情報を指示する方法です。
例えば…
こちらが支持をしていないのに、人の手が描かれたり、人間が描かれたりすることがあります。
そんな時に、「人間は描かない」と、描いてほしくない情報を支持します。
※情報が複雑になると、伝わりにくくなります。
ネガティブプロンプトを活用することで、AIにイメージが伝わりやすくなります。
指示の伝わりやすさは、使用するアプリやツールによって変わります。
【Bing】は、指示が複雑になると少し混乱するようです。
【bing】制作画像の使用条件
「Image Creator」の使用条件では、【制作物の使用】についてこのように明記されています。
本契約、Microsoftサービス規約、および当社のコンテンツポリシーの厳守を条件として、オンラインサービスの外で、合法的な個人的、非営利目的で制作物を使用することができます。
ユーザーは、作成した画像を自由に使用することができます。
商用利用について
制作した画像はSNSなどで自由に発信することができますが、【商用利用】については「Microsoftサービス規約」で「お客様が個人的に非商用目的で使用するためにのみ提供されるものです。」と明記されています。
「Image Creator」の利用条件は、「Microsoftサービス規約」に基づいていますので、作成した画像の商用利用はできません。
作成した画像は、SNSの投稿など個人的に楽しむことに限られます。
まとめ
今回は、アプリ【Bing】を使って
「ペットのディズニー・ピクサー映画ポスター風画像の作り方」
をまとめました。
AI画像を作成するポイント
- 【bing】を使った画像の作成方法は2種類
- プロンプトは簡潔で具体的に。
- 気長に楽しむ気持ちで作成しよう。
可愛いペット達が映画の主役になったような画像は、見ているだけで幸せな気持ちになりますね。
AI画像は指示する文章によって、完成形が様々です。
思い通りの画像ができないことも多いですが、いろいろな文章で試してみてくださいね。
お友達のペットの画像を作ってプレゼントしても喜ばれそうですね♪
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